ランクル70とは、トヨタのランドクルーザー70系 (Land Cruiser) の通称で、四輪駆動の自動車でクロスカントリー型四輪駆動車の先駆けとなる車ですよ。ランクルの耐久性は世界的に高い評価を受けていて、「紛争のあるところにランクルあり」と言われるほど、NHKをはじめ各テレビ局の取材用の車としても大変活躍しています。
ランクルと同タイプの日本メーカー製車両としては三菱ジープや日産パトロール(現・サファリ)があります。「ランドクルーザー」という車名は、1954年6月より使用されていて、2006年9月現在一つの車名で生産継続されている日本製の車としては長い歴史をもっています。
ランクルは、ステーションワゴン、業務用途の「ヘビー系(ヘビーデューティー)」、そして、70系の派生車種であった、「ライト系(ライトデューティー)」と呼ばれるランドクルーザーIIから発展した、ランドクルーザープラドの三種類の異なるシリーズが並行して生産、販売されています。
ランクルのヘビー系現行モデル70系では、長大な車体を持つ78と79のみ生産が続けられています。世界各国に輸出されていますが、日本国内では貨物登録(1ナンバー)でありNOx規制法およびPM規制条例により2004年7月に日本での販売を終了してしまいました。残念ですね。
ランクルのステーションワゴンは、日本製SUVで初めてV型8気筒エンジンを搭載した100系であり、直6ディーゼルエンジンや電動ウィンチなどが選べるランドクルーザー100(欧州名 アマゾン Amazon)と、元来レクサスLX470として開発された、スタイリッシュで高級志向の強いランドクルーザーシグナスとがあります。
ランドクルーザープラドは、タコマ、ハイラックスサーフとシャーシやエンジン、ドライブトレインの多くを共有するモデルで、2ドアのショートと4ドアのロングのバリエーションを持ち、V6ガソリンエンジンと、直4のガソリン、ディーゼルエンジンを積む。ランクルの伝統で、装備を充実させたワゴンと、業務用途のバンをラインナップしています。欧州やアフリカでの名称は「プラド」はつけられずランドクルーザーのままです。